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2025.11.05

遺言

揉めない遺言の書き方~分割基準・財産ごとのコツ

家族が“ありがとう”と言える遺言を

「遺言なんて、まだ早い」と思っていませんか?

実は“揉めない相続”ほど、元気なうちに準備が必要なんです。

どんなに仲の良い家族でも、話し合いがもつれる原因は“書き方のちょっとした誤解”。

今回は、家族が納得し、感謝で終われる遺言書の作り方を、司法書士法人entrustがわかりやすくご紹介します。

① 「揉めない遺言」に必要なのは“公平感”と“説明”

遺言は「法的に有効であればよい」だけではありません。

相続人が納得できる内容でなければ、結局はトラブルの火種になります。

相続人の最低限の取り分=「遺留分」を侵害すると、遺留分侵害額請求の対象になります。

まずは配偶者・子どもなどの遺留分を確保したうえで、希望する分割を記載するのが鉄則です。

たとえば、「自宅は長男に」「次男へは預貯金で補填」「長女には介護のお礼として多めに」など、法的根拠と生活事情を両立させることで、納得されやすい遺言になります。

② 付言事項で“気持ち”を伝えると争いが減る

遺言書の最後に記載できる「付言事項」は、法的効力はありませんが、家族への想いや背景を説明できる大切なパートです。

例:「長男には家業を継いでもらうため自宅を相続させます。

次男にはこれまでの支援に感謝しています。」

「この家は夫婦の思い出の場所です。どうか仲良く話し合ってください。」

こうした一言が、“冷たい遺言”を“温かいメッセージ”に変える力を持っています。

entrustでも、付言事項の書き方一つでご家族の雰囲気が大きく変わった事例が多くあります。

③ 財産ごとの“揉めない分け方”のコツ

不動産:一人が承継する場合は、他の相続人に代償金や生命保険などの補填を設定。
共有登記は将来の争いの原因になるため避けましょう。

現預金:最も分割しやすい財産。相続税や葬儀費用の支払い原資も考慮してバランスを取ることが大切です。

株式・事業:経営に関わる相続人とそうでない相続人の公平を意識。事業承継を見据えた指定が重要です。

骨董品・貴金属など:感情的な価値が高く揉めやすい財産。

付言事項で由来や思い出を説明し、換価処分(売却して分配)を指示するのも有効です。

④ 「公正証書遺言」で“確実”かつ“安心”に

せっかくの遺言も、形式を間違えると無効になるリスクがあります。

おすすめは、公証役場で作成する「公正証書遺言」です。

  • 公証人が内容を確認するため、法的に確実
  • 原本を公証役場で保管するため、紛失・改ざんリスクなし
  • 家庭裁判所での検認が不要

entrustでは、遺言内容の設計から公証人との打ち合わせまで、司法書士がフルサポートします。

⑤ 遺言執行者を“第三者の専門家”に指定する安心感

「遺言執行者」とは、実際に遺言の内容を実行する役割を担う人です。

家族の中から選ぶと感情的な対立が起きやすいもの。

司法書士など中立の専門家を遺言執行者に指定すれば、実務面・人間関係の両方でトラブルを回避できます。

司法書士法人entrustでは、相続登記、預貯金・証券の名義変更、不動産売却・分配の実行までワンストップで行い、“遺言が絵に描いた餅にならない”よう徹底サポートします。

“思い”を“仕組み”にするのが、揉めない遺言

遺言は“財産の分け方”ではなく、“家族への最後のメッセージ”です。

分割基準を明確にし、付言事項で想いを伝え、専門家を遺言執行者に立てることで、家族が争わず感謝できる相続を実現できます。

司法書士法人entrustでは、芦屋・西宮・神戸・大阪を中心に、遺言作成から執行まで一貫支援します。

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